海外旅行や出張の際、「自分のGalaxyスマホをそのまま海外で使えるのか?」と不安になる人は多いでしょう。
この記事では、Galaxyを海外で安全・安く・快適に使う方法を詳しく解説します。
SIMロック解除・eSIM設定・現地SIM購入など、初心者でも迷わないように手順付きでまとめました。
海外でGalaxyを使うために必要な3つの準備
Galaxyを海外で使うには、以下の3つの条件を満たしている必要があります。
- SIMロック解除済みであること
- 現地通信方式(バンド)に対応していること
- 現地の通信手段(SIMカード・eSIM・Wi-Fi)を確保していること
これらを満たせば、ほとんどのGalaxyは海外でも問題なく通信・通話が可能です。
SIMロックとは?まずは解除の確認を
SIMロックとは、購入した通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)でしか使えないように制限された状態のこと。
2021年以降に発売されたGalaxyは、ほとんどが**原則SIMフリー(ロックなし)**ですが、
それ以前の機種やキャリアショップで購入した端末はロックが残っている場合があります。
SIMロック解除の確認方法
- 設定 > 端末情報 > 状態 > SIMロックの状態
→「SIMロックなし」または「ネットワーク制限なし」と表示されていればOK。 - キャリアのWebサイトでも確認可能:
- ドコモ:「My docomo」→ご契約内容→端末情報- au:「My au」→ご利用機種→SIMロック状態
- ソフトバンク:「My SoftBank」→契約・オプション管理
SIMロック解除の手続き(無料)
現在はすべてのキャリアでWeb上で無料解除が可能です。
ショップで手続きすると3,300円ほどの手数料がかかるため、オンライン手続きがおすすめ。
eSIMとは?海外利用に便利な新しい仕組み
eSIM(イーシム)とは、スマホ内部に組み込まれた電子的なSIMカードのこと。
物理的なカードを入れ替えなくても、QRコードを読み取るだけで通信会社を切り替えられる仕組みです。
Galaxyでは、2020年以降に発売されたモデル(S20以降・Zシリーズ・A54など)がeSIM対応。
海外旅行では現地eSIMプランを購入して即日利用できるのが最大のメリットです。
eSIMを使って海外で通信する手順
1. 渡航前に対応端末を確認
設定 > 端末情報 > SIMカード情報
「eSIM」または「デュアルSIM(eSIM+nanoSIM)」と表示されていれば対応。
2. 渡航前にeSIMプランを購入
おすすめのeSIMサービス:
- Airalo(世界190か国対応)
- Ubigi(ヨーロッパ・アジアに強い)
- GigSky(長期滞在向け)
3. QRコードを読み取り設定
設定 > 接続 > SIM管理 > モバイルプランを追加
→ サービス提供サイトのQRコードを読み取るだけで完了。
4. データ通信の優先SIMを選択
設定 > モバイルネットワーク > データSIM選択 → eSIMに変更。
これで海外到着後すぐにデータ通信が可能になります。
現地SIMカードを使う場合(物理SIM)
海外の空港や通信ショップで販売されているプリペイドSIMを利用する方法です。
料金は国によって異なりますが、1GBあたり200〜500円程度が相場です。
手順
- 現地でプリペイドSIMを購入
- 既存のSIMを抜いて差し替え
- APN設定(自動で入る場合も多い)
注意点
- デュアルSIM対応端末なら日本SIMを残して利用可
- 一部国ではパスポート提示が必要
- 紛失時のリスクがあるため、管理には注意
Wi-Fiルーター・ローミングとの比較
方法 | 利便性 | コスト | 特徴 |
---|---|---|---|
eSIM | ◎ | ○ | 設定簡単・カード不要 |
現地SIM | ○ | ◎ | 通信速度が速く安い |
Wi-Fiルーター | △ | △ | 複数人で共有可能 |
キャリアローミング | ◎ | × | 高額(1日1,000〜3,000円) |
短期旅行ならeSIM、長期滞在なら現地SIM、家族旅行ならWi-Fiルーターがおすすめです。
5G対応Galaxyは海外でも使える?
5G対応Galaxy(S21以降)は、多くの国で5G通信を利用可能です。
ただし、国ごとに周波数帯(バンド)が異なるため、以下をチェックしましょう。
主な対応バンド
- Sub6(中周波数帯):多くの国で利用可
- mmWave(ミリ波):米国・日本など一部限定
注意
一部の海外キャリアでは、日本仕様Galaxyの5G周波数に対応していない場合があります。
その場合は自動的に4G(LTE)通信に切り替わるので安心です。
海外で電話やSMSを使うには?
eSIMや現地SIMを使うと、日本の電話番号が一時的に使えなくなります。
LINEやWhatsAppなどのメッセージアプリで代用するのが一般的です。
対応策
- LINE通話を利用(Wi-Fiまたはデータ通信)
- 楽天モバイルやpovo2.0なら、海外ローミング通話が安価に可能
- Google Voiceを使えば、日本番号を維持したまま海外通話が可能
Galaxy海外利用でのトラブルと対処法
トラブル | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
eSIMが認識されない | QRコード誤認識 | 再起動または再発行 |
通信ができない | APN設定不足 | 手動で入力(販売元から確認) |
SMSが届かない | 回線切替時の不具合 | データSIMと通話SIMを分ける設定に変更 |
5Gが使えない | 対応バンド非対応 | 4G/LTEを選択して使用 |
私自身の体験談:韓国でGalaxy S23を使ってみた
私自身、2024年に韓国出張の際にGalaxy S23 Ultraを利用しました。
出発前にAiraloで韓国eSIMを購入し、QRコードをスキャンしておいたところ、
到着後すぐに5G通信が使えました。
ホテルやカフェでも通信が安定しており、
動画アップロードやGoogleマップもストレスなし。
現地SIMショップを探す手間も省けて本当に快適でした。
唯一、SMS認証が必要な日本のサービスを利用する際は、
一時的に日本SIMを戻す必要がありましたが、
デュアルSIM対応のGalaxyなら簡単に切り替えられます。
海外でGalaxyを使うときの節約テクニック
- 渡航前に機内モード+Wi-Fiオンでアプリ更新を完了させておく
- 現地でGoogleマップをオフライン保存
- 動画視聴はホテルWi-Fiで
- eSIMプランを国別ではなく**地域一括(アジア全域など)**で購入するとお得
帰国後にやるべきこと
- eSIMを削除(不要なら)
設定 > 接続 > SIM管理 > モバイルプラン削除 - 通信モードを日本SIMに戻す
- Google PlayやGalaxy Storeの国設定を元に戻す
これを忘れると、アプリ課金や認証メールが海外仕様のままになることがあります。
Galaxyを海外で使うときのおすすめモデル
モデル名 | 特徴 |
---|---|
Galaxy S24 Ultra | eSIM対応・5G全対応・デュアルSIM可能 |
Galaxy Z Fold5 | 海外ビジネス向け。翻訳機能も強力 |
Galaxy A54 5G | コスパ重視・eSIM対応 |
Galaxy S21 / S22シリーズ | 安定性と互換性が高い |
いずれも5G+eSIM+デュアルSIM対応のため、海外利用に最適です。
よくある質問(FAQ)
Q1:Galaxyは海外で自動的にローミングされますか?
A1:はい。ただしローミング料金が高額になるため、事前に無効化を推奨します。
Q2:eSIMを入れたら日本のSIMは使えなくなりますか?
A2:いいえ、デュアルSIM対応端末なら併用可能です。
Q3:海外で通信トラブルが起きた場合はどうすれば?
A3:まずは再起動し、APN設定を確認。解決しない場合は販売元に連絡。
Q4:SIMロック解除したGalaxyはどの国でも使えますか?
A4:多くの国で使えますが、周波数帯(バンド)が対応しているか要確認です。
Q5:海外のeSIMを使うと個人情報は安全?
A5:AiraloやUbigiなど信頼性の高いサービスを選べば安全性は高いです。